夏がやってきた週末と月曜、満島ひかりの才能、あだち充、やりたいこと、下らない想像して寝る（2015/7/10-13）

　先週の木曜日、金曜日ぐらいから、蒸し暑くて、今までの暑さなんて所詮本当の夏の暑さではなかったんだなと愕然とした。朝、仕事に行くのに陽射しのなか歩きながら、朝だっていうのにもうグレたくなる暑さで、「キタッ！」と思った。

　金曜日は仕事終わって、疲れて、普段ならどこか寄りたい気分だけれど、もうそんな気力もなくて真っ直ぐ帰って、五日ぶりぐらいにビールを飲んだ。うまい。そしてほんの少しなのに酔っ払った。

　土曜日は友達と会い、夜帰ってきたらすぐに夜更かしもせずにすぐに寝て、日曜日はアルコールを飲んだ後の気分のせいか明日が月曜日のせいか、一人で切ない気分で過ごした。暑いのに図書館に行った。図書館に行って小説を読んでいる人は僕の見立て上、来館者のうち５％ぐらいだと思う。だから特別、といいたい訳じゃなくて、むしろ借りたいのは借りたい放題なのでオーケーだし、図書館というのは勉強だったり特に中高年の暇つぶしだったり暑さしのぎだったり調べものだったり読書以外の面の方の機能の方がでかいのかもしれない、と思った。でも、休日、読書や調べものなどの目的もなく来館してぼーっとしているようなおじさんおじいさんにはなりたくないなと少し思った。夏用の高吸水性・速乾性という売りのTシャツを驚くほどの格安で買った。

　あまりにも切ない気分だったので、炭酸水を大量に買ってきて、昼からビールをあおった。ちょっと回復した。でも本当、アルコールに弱くなった。これもいいかなと思うけれど、やっぱりちょっと寂しい。

　ドラマ『ど根性ガエル』を見た。満島ひかりの声は最高！ちょっとほんとう、満島ひかりという才能の大きさに驚いている。松山ケンイチも弾けている。遠慮がない。最初、いきなりの二人の掛け合いは素晴らしくて、少々なCGであっても動きの勢いがあって、ここまでやってくれればもう何も言わない。OPのテーマも、みんなが歌っているのが、良い。とても。エンディングはクロマニョンズだ！！

　でも、たぶん、もう積極的には見ない。けっこう絶賛の声の方が大きいけれど、僕は駄目だった。しんどかった。面白かった？と聞かれれば、面白くなかった。満島ひかりは見る、というか聴く価値はぜったいあるし、俳優陣も最高。でも、ダメだった。なんでだろう？岡田恵和が苦手なのかもしれない。岡田さんの脚本で好きなドラマはいくつもあった、最近だったら「泣くな、ハラちゃん」は面白かった、けれど、「心がポキッとね」は見ていて、しんどかった。ピョン吉がどうなるか、マンガをそのまま実写化するんじゃなくて続編を作る、深読みしていけば、すごく興味がそそられるけれど、見ていて単純に面白いなと思わなかった。しんどかった。

　でも満島ひかりの声聴きたさに見るかも…

　今日、月曜日は朝5時半に起きて、バタバタと用意していつもより早く仕事に行った。その時間でも暑くて汗が出た。行くだけでバテそう。もうスッとするタイプのフェイスシートは欠かせない！！今日がもう今年の最高気温であればいいのに。と考えて、ゾッとしてしまった、そんなことないんだろうなと自分で分かっているからだ。でも、同時になんとか乗り切れるだろうとも思う！そのこともちゃんと分かっている。

　帰り、電車は最初急行に乗っていたけれど、満員で、疲れたので途中で普通電車に乗り換えて、座った。ホッとした。可愛い子はいなかった。途中で乗り込んできた、ぽっちゃりした男の子は、リュックサックからクリアシートに入った、自作のメニュー表？のようなものを見ていた。勝手に、居酒屋のバイトでも始めて覚えるためだろうかと考えたが、それほど興味もなかったので、スポーツナビで、宇都宮徹壱さんがイビチャ・オシムさんにインタビューした記事を読んだ。ちなみに宇都宮さんの書くサッカーコラムがいつもとても好きだ。

　コンビニで麦茶を買ってがぶ飲みした。もう要らないと思ったが、家に着くころにはまた喉が渇いていて、昨日買っておいた炭酸水をまたがぶ飲みした。

　突然だけれど、最近のあだち充作品を読んでいない。『クロスゲーム』の途中ぐらいからだから、もうだいぶになる。あだち充作品の中でベストはやっぱり『ラフ』だ、と思っている。だから速水もこみち主演で映画化すると聞いたときには頭がクラクラして国立競技場のドタバタの5分の１ぐらいには怒った。つまりだいぶとんでもなく怒った。

　二つ選ぶなら『虹色とうがらし』。どちらも実際に連載しているときは知らない。最近のも読みだしたら面白いのかも。急に読みたくなってきた。